
こんにちは,弾丸うどんライダーkazumiです。
能勢街道の旅,第3弾は石橋からです。
阪急石橋駅は,かの大阪大学の最寄り駅。
近くにはいくつかの高校もあり,
私にとっては意外な学生街だったんです。
古くから栄えていた能勢街道が,
そのまま石橋駅駅前の細い細い商店街になっています。
その商店街から少し入ったところにあるのが,
能勢街道の名店にして名高い入船。
今回は,うどんはなくってお蕎麦屋さんの入船に行ってきました。
名店といってもうどんばっかり食べていて,
蕎麦情報にはまったく疎いkazumiは,
つい最近までその存在すら知らなかったんですが,
創業は明治30年。
阪急電車の創業者,小林一三がこよなく愛したお店というんですから,
すごいですよね。
さて,お蕎麦が届きました。
わかめにタケノコが入ったわか筍そば。
そば粉8に対してつなぎが2の二八蕎麦。
蕎麦の色は濃い。
かなり濃い。
挽きぐるみであるかのように黒々とした蕎麦。
その分か,蕎麦の香りが立ってます。
たっぷりのワカメに十分な量のタケノコ。
そして香りを添える木の芽。
私は木の芽が苦手だ。
そして結構な量の鶏肉。
横に添えられているのはミニ親子丼。
どうしてうどん屋さんや蕎麦屋さんの丼物って美味しいんでしょ。
あれっ,鶏肉がかぶってしまったか。
井之頭五郎氏ならたぶんこう心の中で思ったはず。
入船
大阪府池田市石橋1-11-13
072-762-3810
11:30〜22:00
定休日:木曜日
この日は5月11日。
タケノコを食べるにはちょっと遅かったかもしれませんねえ。
かすかなエグ味を感じました。
ホントのことをいうと,このエグ味こそがタケノコのタケノコたるところなんでけどね。
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- 2018/05/31(木) 08:00:08|
- 大阪府池田市
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こんにちは,弾丸うどんライダーkazumiです。
北摂でも屈指の老舗。
丸福に行ってきました,
丸福は阪急池田駅の北。
あの有名な吾妻うどんを左に見ながら,
少し歩くと右側に見えてきます。
創業は大正2年。
ということは100年以上ですね。
能勢の妙見さんに至る能勢街道にあって,
古くから多くの人に親しまれてきたお店なんでしょうね。

中に入ると私1人。
いえいえ,女将さんが1人。
旦那さんが亡くなられてからは奥さん1人で切り盛りされているそうです。
お店の中はさすがに大正2年からそのままではないと思いますが,
昭和の佇まいそのもの。

こちらがメニュー。
そんなに珍しいものはないかと思うのですが,
例えば,かちんうどんはご存知ですか?
関西人ならなんてことのない問題ですが,
地域が変わると全く通じないかもしれませんね。
カチンカチンの硬いうどんと勘違いしそう。
珍しいのは味噌煮込みうどんがあること。
でもこれは東海地方の八丁味噌を使うのではなくって,
関西のお味噌を使う,いわば『関西風味噌煮込みうどん』
どんなのなんでしょうね。

私が注文したのはこれ。
きつねうどんとカツ丼。

きつねうどんは,小さなお揚げが3枚。
お揚げの色はちょっと薄め。
でも甘辛い味がしっかりと付いています。

おダシはもちろん関西風。
カツオや昆布の出汁を効かせた醤油っ気の少ない濃くてあっさりしたお味。

特筆すべきは麺。
うどんの断面が丸いのは,関西うどんの特徴の1つとして,
問題はうどんの表面。
見てください,ツルッツルなんですよ,うどんが。
写真で分かりますでしょうか。
うどんを啜ると,舌の上で,喉の奥をもう滑る滑る。
うどん 丸福
大阪府池田市新町8-7
072-751-3759
11:00~15:00
17:00~20:00
定休日:日曜
うどん屋さんや蕎麦屋さんの丼物って,
どうしてあんなに美味しいんでしょうか。
例えばカツ丼。
カツ丼専門店のカツ丼じゃなくってうどん屋のカツ丼や蕎麦屋のカツ丼。
豚肉はそんなに厚くなくってよし。
むしろちょっと肉の厚みはちょっと薄めで,ブランド豚である必要はなし。
衣はカリカリ程度。
これもフランスパンを粗みじんにしたお店特製である必要もなし。
玉子は出来たら多めに使ってほしいな。
でフッワフワに仕上げてもらって。
何といっても一番肝心なのは丼つゆ。
うどん屋や蕎麦屋の丼物が美味しい根拠はやっぱり出汁ですよね。
カツオに昆布に椎茸に。
マグロ節,サバ節,ウルメ節。
お店お店で工夫した独自のダシがそのまんま使われているとしたら,
美味しくない訳ないですって。

この丼つゆでカリカリの衣が少しずつ潤びて。
もう,これがたまらないんですから。
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- 2018/05/25(金) 14:15:16|
- 大阪府池田市
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こんにちは,うどんライダーkazumiです。
そういえば,ブログをお休みしている間に放置していたものがありました。
読売テレビの音楽番組『―音力―』(おんちか)でのSHISHAMOのコラボうどんです。
先日4枚目のフルアルバム『SHISHAMO4』をリリースしたSHISHAMOの3人が
うどん作りにチャレンジ。
場所は,阪急宝塚線服部天神駅から徒歩5分にあるうどん店,その名も『銭形』。
大将は何と香川県観音寺市出身。
表面が滑らかでつやがあり,プリッとしたコシがあって歯切れのいいうどんが好まれる昨今,
ざらつきがあって,ギッシリと密度の高い田舎麺で勝負している,
大阪では稀有なお店です。
SHISHAMOのメンバーはこの3人。
L→R 松岡・宮崎・吉川
運動神経抜群ドラムの吉川美冴貴は,
ナスの煮びたしに温玉を乗せた
『なす・玉子ちゃんだようどん』
大阪出身のベース松岡彩は,
とろろとオクラのネバネバにキムチを加えた
『ねばムチうどん』
そして今回紹介するのは,
ほとんどの曲の作詞作曲を担当,
フロントマンでもあるギター・ボーカルの宮崎朝子が考案したコラボうどんはこれ。
『身体ぽっかぽっかやでうどん』
その正体は,ショウガと柚子を効かせたあんかけうどん。
身体だけでなくここまで温まりそうなうどんなんですが,
残念ながらこれらのうどんは期間限定だったので,今はもう食べることはできません。
そして,このコラボうどんを3種類とも制覇したお客さんは,意外にも少なかったそうです。
この3種類のコラボうどんの感想ですが,
銭形の大将の打ったうどんですから,当然どれも美味しかったのですが,
あえて順番をつけると,
1位は宮崎朝子『しょうがあんかけ』かな。
あとの2つは,ちょっと設定に無理がありましたね。
温かいぶっかけうどんは,ちょっと難しかったようですね。
さぬき手打ちうどん 銭形
大阪府豊中市服部西町2-2-21
06-6862-9090
11:30~14:30
17:30~22:00
水曜,第3火曜
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- 2017/04/12(水) 08:00:08|
- 大阪府池田市
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こんにちは,うどんライダーkazumiです。
今回は大阪で最も古いうどん屋さんといわれている,池田市の吾妻に行ってきました。
職場を出でてバイクで国道176号線を北にどんどん進んでいきます。
讃々や伊和正に行くときのあの道ですね。
阪急池田駅を越えるとゆるやかに右にカーブします。
左折すると川西能勢口ですがここを曲がらずまっすぐ5m進むと左手にあるのが吾妻です。
創業は元治元年(1864年)だそうですから140年前です。
以前紹介した阪急岡町の土手嘉もたいへん古いうどん屋さんですが,創業年の記録がないそうです。
記録が残っているうどん屋さんでは最古ということで納得しましょう。
車が2台ほど入る駐車場は出口に面しています。
出口には出口と書いています。

出口に面した看板です。これで『きそば』と読むそうです。
もう文字がかすれて読めないですよね。
もう一つの看板は新しく見えますが,これもかなり古そうですね。

入り口側の看板です。何と読むか分かりますか?
ひらがなですよ。
実は,昔はひらがなには色々な種類があって,生残ったそれぞれ1つが今に伝わっているのです。
これを一音一字といいます。昔は一音多字だったわけですね。
残念ながら普及にいたらなかったひらがな候補だったのがたくさんあったんです。
こういうボツになったかなを変体仮名というんだそうです。
さて正解は『あづま』と読みます。店名でした。
現在のひらがなの元の漢字は『安川末』ですが,
看板の字は,没バージョンのかなで『阿津満』と書いています。
津には濁点がふっていることからも,これがかなであることが分かります。

中に入りましょうか。
店内に入るとカツオと昆布の上品なダシの香り。
いかにも関西うどんですね。
吾妻といえばささめうどんですね。
店の名前の吾妻うどんより人気があります。
吾妻うどんは以前食べたことがあったんで,今日はささめうどんにしました。

けいらんうどんって何でしょう。けいらん=鶏卵でしょうか。
ならば,月見うどんとは何がちがうんでしょう。値段もけいらんうどんのほうが30円高いし。

ご飯ものやどんぶりものも充実してますね。
ささめうどん注文を聞いてから麺を茹でるそうですので,10分は待たされます。もちろん望むところですよね。
ささめうどんの正体は細麺のあんかけうどんです。
それにしても具沢山です。
刻んだ揚げに三つ葉,カマボコ。塩昆布が珍しいですね。
すりゴマと生姜が付いています。

麺はこんなに細いんです。
写真だけを見ると中華ソバぐらいの細さです。
あんかけのダシは本当にやさしいお味です。
生姜も入っていて,身体が芯から暖まります。
讃岐うどんとは,また違った関西うどんの魅力を感じました。
いいですね,関西うどんも。

さあ,再び今は使われなくなった変体仮名テストです。
さて,それぞれ何と読むんでしょうか?
正解は,左が『玉子とじ』 右は『かもなんば』です。
たぶん,店の外にあった灯りですよね。

よく見ると,さっきの灯りかな。釣り灯篭みたいなものを吊るすためのフックが軒にありますね。
お昼時になると店の外まで行列ができるときがあります。
そんなときのために,入り口と出口が分かれています。
池田駅周辺には吾妻だけでなく,古い建物がたくさん残っています。
西国巡礼道と能勢街道が合流するとこで,昔から栄えた街だそうです。
レトロな町並みが保存されていて,ドラマのロケに使われたりしています。
散歩にもちょうどいい街ですね。
大阪府池田市西本町6-17
072-751-3644
10:30~18:00
定休:火曜
文化財に指定されたり,レトロでオシャレな店舗に使われていると保存されたり残ったりします。
あと,社寺もね。
でも,中途半端に古い普通の住宅なんかは,省みられることなく壊されてしまいます。
今回久しぶりに池田に来ましたが,国道沿いのいくつかの建物がマンションに変わっていました。
讃岐うどんも同じ。
ふと気がついて後ろ振り返ると,意外と何にも残ってない。
学術的な意味もないので残ることはない。だれか記録しといてほしいなぁ。
この3つは絶対残る方
こっちの3つはたぶんアカン方。残らんやろなぁ
テーマ:今日のランチ! - ジャンル:グルメ
- 2011/03/18(金) 23:26:26|
- 大阪府池田市
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