
こんにちは,kazumiです。
まだまだ紹介したい瀬戸芸うどんはたくさんあったんです。
●今回の瀬戸芸会場の1つである四国村の一部となっているわら屋
●高松港に最も近い,喫茶ターミナル
●直島の石井商店
●豊島の唐櫃港のはと場,家浦のシーサイド大西
●女木島の鬼の台所,鬼の館
●高見島のきまぐれまぁちゃんのうどん屋
●高松-小豆島間 3航路のフェリーうどん
●高松-宇野間のフェリーうどん
これらのうどんは,わら屋を除いてうどん専門店ではありません。市販の冷凍麺だったり,袋麺だったりゆで麺だったり。
ここでは,うどん以外の瀬戸芸グルメについて紹介したいと思います。
この連休に伊吹島に来られたら,ぜひ食べてほしいのがコレ。
うららの台所です。
秋界のスタートに四国新聞で大きく取り上げられていたので,ご存知の方も多いでしょう。

『うらら』とは島の言葉で私たち。
島のお母さんたちが,島の食材をふんだんに使ったお弁当を食べることができます。

内容は,いりこ飯

島のお母さんが手でむしった野菜などを,イリコとイリコ出汁で炊いた新しい郷土料理です。
焼き魚

何と鯛です。伊吹の鯛はいりこをたくさん食べているので大きくって美味しいですよって,島のお母さんが言ってました。
釜揚げいりこの天ぷら

獲れたてのカタクチイワシを鮮度の良いうちに釜茹でにし干したものが日本一美味しいとされる『伊吹いりこ』。釜揚げいりこの天ぷら島では定番の食べ方のようです。これがまた大きいんです。とてもイリコとは思えない大きさ。これをもっているとネコが寄ってきますよ。
小魚のきんぴら

いりこに混ざって獲れる小魚をきんぴらにしたもの。サバの子供でさばこというそうです。
ふき大根

大根を小指ほどの大きさにそぎ切りにすることを『ふく』というそうです。ふいた大根と手でむしったいりこに味噌を合わせた素朴な料理なのですが。これメチャクチャおいしいです。伊吹の漁師は『味噌食いののいりこ食い』といわれるほどだそうです。
デザートはうどん粉餅

戦後の郷土料理。中はこしあん。素朴でやさしい味わいです。
この島の恵み満載の豪華なお弁当は1200円。
週末は1日80食限定です。
販売は11:00から。


たった80食ですから観音寺港を9:35発の高速艇に乗らないと間に合わないですよ。
伊吹島に着いたらすぐ目の前には急斜面。
そこからは競争です。

多くのお客さんがはぁはぁ,ふぅふぅ言いながら坂道を上がっていきます。
斜面の途中に,
ib06パサング-ふたつのものすべてのなかに

が見えてきますが,これに気をとられると大きく順位を落とします。この斜面は帰りにも通りますからここは足を止めずに頑張ってください。
傾斜が少しづつゆるやかになると見えてくる作品がある小学校が見えてきます。これもパスです。左に曲がったところにうららの台所があります。
『伊吹はうららが最優先』
これを合言葉に頑張ってください。
うららの台所
11:00~14:00
080-2994-3115
予約は10食から
どこで食べてもいいのですが,出来たらお店の後ろにこんな形の屋台のようなテーブルがあります。
番号は振られていませんが,ib05伊吹の樹の作者の栗林隆の作品『ヤタイトリップ』です。

ここで食べていると,足元にネコが集まってきます。

油断すると,箸で挟んでいた食べ物をとられてしまいます。思わぬネコの襲撃に注意してください。
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- 2019/11/02(土) 00:00:00|
- 香川県伊吹島
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こんにちは,うどんライダーkazumiです。
さて,伊吹島の島うどんは3軒目です。
伊吹島に3軒もうどんを食べるところなんかありましたっけ?
それがあるんです。
港から急坂を登って登って,見えてきたのは旧小学校。
ほとんどの人は,ここで一息。
瀬戸芸では複数の作品がありましたからね。
でも,そこじゃなくって道路の反対側。
旧小学校の斜め前にこんな看板があったんです。

作江酒店
いりこ飯300円
うどん300円


こんな細い路地の中に入っていくと,
こんなところに出てくるんです。
ここが作江酒店,島人です。

いりこ飯,うどんだけではなさそうです。
ラーメンやギョーザ,焼き飯までありますよ。



でもお店の中に入ってみると酒屋さんの中。
角打ちで飲みに来ているみたいです。
島を訪れた日は平日。
うどんは土日祝限定なんですが,
この日から,曜日に関係なく,
うどんを出すように変更した初日だったそうです。

これが作江酒店 島人のうどん。
もちろん手打ちではありませんし,自家製麺でもありません。
冷凍のうどんです。
いりこの粉を振りかけて食べるのが,島の流儀なのでしょうか。
ヤマブンでも同じことを言われました。
上に乗っているかき揚げは,こえびといりこが入ってます。
こえびにいりこって,
いかにも伊吹島のうどん。
いかにも瀬戸芸のうどん。
迎えてくれたのは,奥さんと息子さん,そしておばあちゃん。
みなさんのお話しによると,
2010年の瀬戸芸はイリコの漁期と重なっていたので,
島の方々は半分迷惑だったそうです。
余りにも忙しいので,
ヤマブンの方々はイリコの生産にかかりっきり。
代わりに,作江酒店のみなさんがヤマブンのお手伝いに行ってたそうなんですって。
そうなんだ。
私が前回の瀬戸芸のときに,伊吹島のヤマブンで食べたうどんは,
こちらの方々が作ったうどんだったんですね。
そりゃ,イリコの粉はヤマブン流だったんですね。

残念ながら,瀬戸芸期間以外は酒店以外の営業をされているかどうかは不明。
それでも,このブログではうどん屋さんと認定。
私にとって846軒目のお店です。
そしてもちろん,瀬戸芸うどんに勝手に認定です。
作江酒店 島人
香川県観音寺市伊吹島
実は,
うどんにも,
お店のみなさんにも,
3年ぶりの再会だったんですね。



帰ろうとしてたら,
ネコに見つかった。
ネコがついてきた。
ネコになつかれた。
離れてくれへん~
テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ
- 2016/12/02(金) 19:20:21|
- 香川県伊吹島
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こんにちは,うどんライダーkazumiです。
今回は島のうどんです。
といっても,うどん専門店ではありません。
本来はお好み焼き屋さん。
でもその正体は,いりこの山文水産。
ヤマブンに行ってきました。

ヤマブンは伊吹島に到着したら,船を降りてすぐ右にあります。
本来はいりこを中心とした水産業を営んでおられるので,
いりこ漁の時期はお店どころではないそうで,
漁が休みの冬場のみ営業しているそうです。

2013年の瀬戸芸では伊吹島は夏期間会場だったため,
ただでさえいりこ漁で忙しいときに,観光客が殺到するもんですから,
結構迷惑だったそうです。

2013年の夏期間でもヤマブンは,
私たち観光客のために店をオープンしてくれていたんですが,
実はお店の方はヤマブンの方ではなく,
まったく別の方が手伝ってくれていたそうです。
そっか,2013に来た時のみなさんは,ヤマブンの方じゃなかったんですね。

さて,2016年の瀬戸芸では伊吹島は秋期間。
この日は,ヤマブンの方が迎えてくれました。(と思っています)
こちらが,ヤマブンのうどん。
麺は手打ちでも何でもありません。
それでも,大阪人の私にとって,
伊吹島に渡ること自体が貴重な体験。
こんな時でないと食べることのできない一杯です。
ヤマブン
香川県観音寺市伊吹町1737
0875-29-2411
11:00~17:00ごろ
ダシはイリコ出汁ですが,麺は冷凍。
冷凍麺ですけどね,おいしいんですよ,
島で食べるうどんは格別の別格です。
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- 2016/12/02(金) 09:45:00|
- 香川県伊吹島
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こんにちは,うどんライダーkazumiです。
今回は島のうどんです。
といっても,うどん専門店ではありません。
かといって,うどんも食べることができる食堂でもありません。
ここは,瀬戸内国際芸術祭のときだけオープンになる期間限定店。
いりこ飯のおいしい店 YAM YAMに行ってきました。
場所は,観音寺の港から連絡船に乗って伊吹島に到着。
目の前にある急坂を登ります。
伊吹島も多聞に漏れず坂の急な島。
高見島と違うところは,島の中央に少し平らなところがあるところ。
感覚的なものですが,急な斜面を持った台形の島のように感じます。
YAM YAMはその急斜面の登り初めて5分くらいのところにあります。
ふだんはどのようにされてるのか,瀬戸芸期間以外で伊吹島に行ったことがないので,
くわしいことはわかりませんが,
YAM YAMのface bookがあったので,見てみますと期間限定店のようでした。
さて,店の外にはうどん,うどん,うどん,うどんとしつこいくらいに
私達をいざなってます。
床几の上のポットにはつめたいお茶。
お遍路さんでもない私たちにも,お接待の精神で迎えてくれているようです。
急坂の途中,わずか5分でへばった私にとって,
お店に入ることに躊躇する理由はありません。
お店に入ると壁一面にイワシの姿。
飲む点滴 甘酒200円
いいですね,飲む点滴か。
ウマいこと言いますね。
でもホントに飲む点滴はポカリスエットなんですけどね。
こちらがうどん250円です。
ワカメにカマボコ,赤天に天かす。
ネギの小口まであしらわれていて,
かけうどんにしてはなかなか豪華なもの。
もちろん,うどんは自家製でも何でもありません。
ただ,瀬戸芸の子の期間限定で食べることのできるうどんです。
このブログでは,カッテに瀬戸芸うどん認定です。
YAM YAM
香川県観音寺市伊吹町旧日光堂
期間限定ですので,この記事を見てもうどんはないと思ってください。
テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ
- 2016/12/01(木) 23:55:00|
- 香川県伊吹島
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こんにちは,弾丸うどんライダーkazumiです。
伊吹島でもう一軒,うどんを食べることができるところがあったので
ご紹介しておきましょう。
伊吹島の表玄関,真浦港にいちばん近いいりこ加工場のヤマブン水産が経営している
その名もヤマブンに行ってきました。

イリバの直営ですから,メニューにはいりこめしにいりこうどん。
やっぱりいりこ推しですね。
ヤマブンはもともとうどん屋さんではありません。
お好み焼き屋さんです。
でも,瀬戸芸の夏期間だけうどんを食べることができます。

まずは,ヤマブン名物の洋食です。
いりこの粉が入った薄い小麦粉の生地で作ったお好み焼きの小さいのを
3つ折りにした感じです。
あらかじめソースが塗られていて,大した具は入っていません。

さて,うどんです。
いりこうどんを注文したんですが,なんと売り切れ。
仕方がないのでぶっかけうどんの冷やを注文。
で,これ。
なんてことない普通のぶっかけです。
麺は安心品質の冷凍うどんですが,ダシは自家製だそうですよ。
ヤマブン
香川県観音寺市伊吹町1737
0875-29-2411
11:00~17:00ごろ
まめ
伊吹島には1つ目小僧やお姫さん,高入道のような妖怪が出るそうです。
伊吹八幡神社や伊吹小学校付近を住処にしているのが“まめ”。


141 伊吹しまづくりラボのみなさんの研究によると,ネコのような妖怪らしいのですが,島には“まめ”に化かされた話がいくつも残っています。
伊吹産院跡
伊吹島では出産後の1か月間は母子だけで共同生活を行う“出部屋”という風習があり,その期間は家事や労働から免れたといいます。
この風習は昭和45年まであったそうです。
七宝山泉蔵院

昔は土葬した墓から骨を取出し,洗って境内の墓に埋葬する洗骨の習慣があったそうです。
鬼瓦
伊吹島にはこんな立派な鬼瓦がたくさんあります。
イリバ
島の周囲にはイリバと呼ばれるいりこの加工場。
船から運ばれてきたカタクチイワシをポンプで吸い上げ工場内へ。
釜揚げ・乾燥・仕分けまでを一気に行います。

海岸沿いには桟橋がいくつも見られます。

というわけで,伊吹島とはさようならですね。
次いつ来れんねやろ。
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- 2013/07/26(金) 06:55:00|
- 香川県伊吹島
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