
こんにちは,kazumiです。
さてさて,遅ればせながら行ってきました。
瀬戸内国際芸術祭2013,春の沙弥島編です。
今回の瀬戸芸は3シーズン制。
春…沙弥島
夏…伊吹島
秋…本島・高見島・粟島
春・夏・秋…直島・豊島・女木島・男木島・小豆島・大島・犬島・高松・宇野
12の島と2つの港で行われます。
まずは春期間だけ開催の沙弥島会場に行ってきました。
沙弥島会場のポイントといえば,なんといっても島スープです。
164 島スープ/EAT&ART TARO

EAT&ART TAROさんが沙弥島・伊吹島・本島の3ケ所でつくる
スープ自体がアート作品です。
TAROさんはそれぞれの場所にちなんだテーマでスープを作ります。
春会場の沙弥島は古くから人が住んでいた所で縄文時代の住居跡が残っていたり,
また,柿本人麻呂が訪れた島としても知られています。


TAROさんは人麻呂が訪れた時代のスープとして,
MILLENNIUM SOUPを提案。
千年前の沙弥島で入手できる食材のみを使ってスープを作り,
千年前の沙弥島,そして現在の沙弥島を思い出すきっかけにしてほしい。
これがTAROさんの提案です。

さて,沙弥島のMILLENNIUM SOUPの食材はコレ。
みなさんは食べたことがありますか?
カメノテです。
カメノテとは岩場に生息するあのカメノテです。
カメノテはカメの仲間でもなく,貝の仲間でもありません。
甲殻類といってエビやカニの仲間です。
茹でて食べると本当にカニの味がするんです。

さて,この島スープ。
10:30にオープンして,早い日では11:00にsold out。
しかもこの日は平日(月曜)だったそうです。
どうしても,カメノテスープが食べたい方は,早い時間に開場前で
並んでるくらいが丁度かと思います。
103 そらあみ/五十嵐靖晃


島スープの西ノ浜ではこんな作品。
本来海の中にあるはずの漁網を空に掲げます。
雲や鳥やいろいろなものが網にかかるかもしれません。
この網は沙弥や瀬居島,櫃石島などの皆さんが,浜で編んだものです。
101 沙弥島・西ノ浜の家/藤山哲朗+冨井一級建築設計事務所

左から,家・山・船を連想させる海の家。
左から,キッチン・男子トイレ・女子トイレに使われています。
島スープや沙弥島弁当はここで販売しています。

西ノ浜から坂を超えると廃校になった沙弥島小・中学校。
こちらでは神戸芸術工科大学の沙弥島アートプロジェクトが展開されています。
讃岐三白といえば塩・砂糖・木綿なんですが,塩・うどん粉・貝殻の『三つの白』
がテーマです。
102 名も知らぬ遠き島より/戸矢崎満雄
102 カイソウ―shamijima―/大畑幸恵
102 塩の結晶~落ちた玉汗 砂が吸ふた~/佐久間華
102 SHIRO/林健太郎
104 八人九脚/藤本修三
ナカンダ浜には設置された椅子も実は彫刻作品です。
100 階層・地層・層/ターニャ・プレミンガー
このように駐車場に車を停めたら,真っ先に164島スープがいいかと思います。
駐車場に近い100番に時間を使うと島スープが売り切れになってしまいます。

そして,スタンプ欄はないですが見逃せないのは東山魁夷せとうち美術館。
丸亀駅駅前の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館と同じ,谷口吉生の設計です。
さて会期は4/21までです。
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2013/04/09(火) 22:22:22|
- アート/美術展/博物展
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