
こんにちは,アートを求めて西へ東へ。
kazumiです。
今回は西。
今回は山口県。
四国以外の西は珍しいことです。
山口県のYCAMで坂本龍一のサウンドインスタレーションの公開の期日が迫っていたんです。
YCAM?
そうですYCAMです。
YCAMは素晴らしいところです。
すばらしい~Y・C・A・M!! です。

YCAMとは山口情報芸術センター
Yamaguchi Center for Arts and Mediaの略。
地元ではワイカムとして親しまれています。

さて,坂本龍一といえば元イエロー・マジック・オーケストラ。
YMOの一員。
映画音楽,
現在では核廃絶,地雷撲滅,東日本大震災でのこどもの音楽再生基金などなど,
社会活動に関しても積極的。

YCAM10周年記念行事のアーティスティック・ディレクターである坂本龍一の
サウンドインスタレーション『ART-ENVIRONMENT-LIFE』
に行ってきました。
Forest Symphony/坂本龍一+YCAM InterLab
YCAMに入ってすぐ。
オープンスペースのホワイエに多角形の,そうですサッカーボールのような物体が
何個も何個も吊り下げられています。



YCAMInterLabが樹木の生体電位を計測する機器を開発。
取得されたデータを集積・解析し坂本龍一が音楽へと変換。

山口県や北海道,ハンガリーのブダペスト,オーストラリアのパース,
アメリカのボストン。
異なる大陸の異なる生態系の樹木から発せられる音源は,
YCAMのホワイエで重なり合い,紡ぎあい。
世界中の森の声が聞こえるようです。
LIFE-fluid,invisible,inaudible...Ver.2
/坂本龍一+高谷史郎
真っ暗なスタジオA。
天井から吊るされた9個の水槽。
水だけではなく,中では霧が発生しています。
その上からの光源から光や映像が照射され床に投影されます。


霧の量や密度はコントロールされているのか,時間とともに変化し
時には細かく振動し細かな波紋を床に映します。
water state 1/坂本龍一+高谷史郎
地球の7割を占める水。
生物の7割を占める水。


地球上のさまざまな気象データを取り込んで,
324個のノズルから水滴として6m下の水槽にマッピングさせ,
水滴と水面の複雑な変化を生み出します。


坂本龍一の最新作でもあります。
3つのインスタレーションに共通するテーマが,
アート,環境,ライフ。
森,霧,水を通じて自然環境と人間社会が対話するような作品。
微妙に変化する視覚と聴覚。
精緻かつ繊細な映像表現と音響表現を体験されたい方,
残念ながら会期はこの土日。
3月1日,3月2日の2日間しかありません。
それはそれはスマンコッテ。
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2014/03/01(土) 05:55:00|
- アート/美術展/博物展
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