
こんにちは,kazumiです。
朝は築地場内で寿司。
昼はこれまた築地で蕎麦です。
午後は歌舞伎座で歌舞伎です。
夜は東京で一番の鰻です。
そして早朝から築地で一番の寿司です。
東京を満喫しています。
江戸文化を堪能しています。
と思ってたらここは上野の東京国立博物館。

ここで特別展,『台北 国立故宮博物院 ―神品至宝―』
が催されているというので,行ってきました。

そうです。
江戸文化と思いきや一気に飛んで台湾です。
今回の故宮博物院展の最高最大の逸品はこれです。
翠玉白菜
翡翠でできた白菜です。
翡翠の白い部分から緑色になる部分を用いて,白菜を彫ったもの。
一木つくりならぬ一玉つくりと言ったらいいでしょうか。
これまで日本はおろか,台湾から出たことすらない超一級の国宝です。
でもこれは7月上旬の2週間限定の展示。
もう日本にはありません。
肉型石
今度は東坡肉(トンポーロー),豚の角煮です。
これも石の質感,層状の縞模様を生かして,
タレの浸みこんだ皮,皮下脂肪,赤身と見事な3層。
でもこれは国立九州博物館で2週間での展示です。
雕象牙透花雲龍紋套球
象牙を十七層もの球体に彫ったもの。
しかもそれぞれの球体は独立して回転します。
象牙には一切継ぎ目がなく,
一塊の象牙を三代にかけて職人が掘ったんですからすごいです。
でも,これは今回の特別展には来てないんですって。
ということで,
故宮博物院の神品至宝のトップ3は見ることができませんでした。
東京展で見ることができたものの中で,これは!!
というものを2つ見つけました。
藍地描金粉彩游魚文回転瓶
内外の二重構造になっています。
鮮やかな藍色に金彩を施し水面を表し,
内側の瓶を回すと,外瓶の窓から金魚が泳ぐのが見えます。
人と熊
翠玉白菜と同じように,玉の黒い部分と白い部分の境目を使ったものなんですが,
なんでしょうか,この脱力感。
そしてユルさ。
あまりにもプリチー。
プリチーすぎます。
それにしても,東京は寒いです。
23度ですって。
32度でもおかしくない季節なのに。
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2014/08/29(金) 23:55:00|
- アート/美術展/博物展
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こんにちは,kazumiです。
朝は築地場内で寿司。
昼はこれまた築地で蕎麦です。
午後は歌舞伎座で歌舞伎です。
夜は東京で一番の鰻です。
東京を満喫しています。
江戸文化を堪能しています。
この日は何と3時半起き。
実はこれでも30分の寝坊。
3時半に起きてどこに行くかというと,
築地場内で最も長い行列ができる,人気寿司店。
寿司大に行ってきました。

ホテルから徒歩10分。
朝の3時40分に到着したのですが,見てくださいこの行列。
私は17番目。
寿司大の座席は14席なので,残念です。
一回転目に入ることができませんでした。
築地で一番人気の寿司大が開店するのは,午前5時。
でも午前5時に店に来ても,おそらく3時間待ち。
上位14番目に入るためには,3時ちょい過ぎには並んでいたいところ。
結局開店までに2時間待ちなんですね。

暖簾が上がって開店したのが午前5時。
入店できたのは5時55分。
2時間15分待ちです。
ここからは,寿司大の一番人気,旬魚おまかせセット
握り10貫,巻物,玉子焼,お椀,そして好きなネタ何でも1貫。
4000円のセットです。
中トロ
寿司大では,あらかじめ職人さんが煮切りを塗ってくれています。
ということは,味がついているわけですから,小皿に醬油は使いません。
なのに私の隣に座った,
朝からカッコつけて,焼酎のロックを注文した男性客は,
小皿にドバドバと醬油を入れたと思いきや,
すでに醬油の塗られている中トロを醬油皿にダンク!
マダイ
こちらは,塩と柑橘系の果汁が振られています。
キンメダイ
寿司大の旬魚おまかせセットでは,最後にもう一貫サービスで何を注文してもOK。
で,一番多いのが高いタネ。
次の多いのがこのキンメダイ昆布締め。
バフンウニ
根室のバフンウニって言ってましたよ。
ウニの旬は初夏から夏の終わりごろなんですって。
サゴシ
サゴシとはサワラの幼魚。
狭腰って書いてサゴシっていうらしいです。
サワラも出世魚だったんですね。
よく見ると皮がついてるんです。
焼き霜造りだったんでしょうか。
アカガイ
いつもならここは北寄貝が来ることが多いんですが,
今日はアカガイ。
シャリ玉になじませるためでしょうか。
たくさん包丁目が入ってます。
人気店だからって奢らず,細かい仕事してますね。
赤身漬け
寿司タネの王様であるクロマグロも,旬を過ぎるとそのありがたみも半減。
でも,こんなふうに漬けにすると一気に風味が上がります。
シロエビ
富山湾の宝石とまで言われたシロエビ。
この一環で10匹くらい使ってるでしょうか。
巻物
この日の巻物は,タラコ巻きとタラキュー巻き。
イワシ
脂がたっぷり。
いわゆるとろイワシです,
アナゴ
江戸前握りの華といえばこれ。
1つはコハダ。
もう1つはアナゴと思っています。
関西の焼きアナゴと違って,煮アナゴの握り。
ふわふわでほくほくです。
玉子焼き
寿司大名物,ネギたっぷりの玉子焼き。
しかも焼きたてで,かなり熱いんです。
ここまでが一人前。
最後に1つだけ自分の好きな握りを注文できるのが
寿司大の人気の原因の1つ。
私が注文したのはこれです。
新子
この日の寿司タネがかかった札を見渡すと新子を発見。
新子が少し大きくなった時期です。
もう少し早い時期だと,びっくりするような値段なんですよ。
大トロとかアワビとか,いろいろ高いタネを注文する方が多い中,
新子の価値を知らなければ注文することはできませんよ。
1年でほんの最大でも1月しか味わうことができない希少な寿司タネなんです。
キス
最後にキスももらいました。
ほとんど締められていない生のままのように感じられました。
開店時間が早いお店なので,これはこれで納得。
さて,もしこのにぎりをお好みで注文するとどれだけの価格になるやら。
キスを除いてこれで4000円です。
店を出たのは6時半。
写真ではわからないですが,列はこんなところまで伸びてました。

最後尾は4時間以上待つことになります。
ね,早起きする方が得でしょ。
テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ
- 2014/08/29(金) 05:55:00|
- 寿司
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こんにちは,kazumiです。
朝は築地場内で寿司。
昼はこれまた築地で蕎麦です。
午後は歌舞伎座で歌舞伎です。
東京を満喫しています。
江戸文化を堪能しています。
歌舞伎を見た後,夜は鰻です。
鰻は鰻でも,そんじょそこらの鰻ではありません。
某グルメサイト東京で1位。
東京いい店うまい店にも掲載されています。
西池袋のかぶとに行ってきました。
池袋駅を西口から出て,西口五差路を右へ曲がって歩いて少し。
カウンターと小上がりだけの小さなお店。
有名店にしては,余りにも若すぎる方がカウンターの中に。
そして,カウンターには先客がわずか3人。
どうやらお店には入れそうです。

店内で聞いた話ですが,どうやら最近テレビ番組(ソロモン流?)に
取り上げられたばかりのようで,予約が殺到。
常連客も入れないくらいの盛況ぶりらしいんです。
この有名店に,電話予約1本も入れず,いきなり訪問。
しかも空いてて入店できるなんてラッキーです。
鰻丼にするか,鰻重にするか迷ってると,
若『初めての方でしたら,おまかせでいいですか?』と助け舟。
kz『じゃそれで』

ここは目の前で鰻を裂いてくれます。
こんなお店は少ないんです。
大きなポリバケツのような容器を開けると,ウニョウニョしているたくさんの鰻。
そこから1匹を取り上げると,まな板の上に乗せて目打ちで頭部を留めると,
今度は専用の鰻裂きでビィーーーーっと真一文字に鰻を裂いていきます。
この間わずか十数秒。
頭を落として,肝を除いて,ヒレを外してと細かい作業に入ります。
これを次々と繰り返していきます。
この人,一日に何匹の鰻を捌いてるんでしょうか?
おまかせは,串焼き7本,白焼き,蒲焼き,肝吸い,ご飯。
まずは串焼きが順々に出てきます。
エリ焼き

落とした頭のえらぶたの少し後ろの部分から,身を集めて串に打ってタレ焼きにしたもの。
よくいう,カマの部分ですね。
肝焼き

鰻の内臓,主に消化器官を焼いたもの。
グニグニ似た感触はいかにも平滑筋でしょうか。
鰻のホルモンですね。
次に出てきたのは何と鰻の心臓。
しかも生。
しかも動いています。

拍動しています。
若い職人が言うには,
鰻の心臓には毒があるので,お酒と一緒に一気に飲み込んでくださいとのこと。
次に一気に串焼きが3本。
ヒレ焼き

捌いた時にはずした背びれと腹びれ,背びれを
串にぐるぐると巻きつけてタレ焼きにします。
パリパリした部分や筋肉の残った部分。
2種類の感触です。
レバー焼き

レバーですから肝臓ですね。
自分で鰻を捌く店だからこそのさまざまな部位の串焼きです。
一口蒲焼き

いよいよ鰻の登場です。
まずは白焼き。

若い職人が言うには,鰻は裂きたて,焼きたてでないと美味しくない。
それはそうですよね。
ちゃんとした店では,注文が入ってから鰻を捌いて,焼いてから供するはずです。
でも,それではお客さんを長時間待たすことになって,
店も客の回転が悪くなります。
ですから,仕込みの段階であらかじめ裂いて捌いておく店。
あらかじめ串を打っておく店。
こんなのはまだ良心的な方。
あらかじめ蒸しておく店。
あらかじめ焼いておく店なんかは注文が入ってから,焼きなおすんでしょうね。
一番ひどいのは,ファストフードチェーン店に見られるレトルトです。


ここ,かぶとでは東京の鰻としては珍しく,蒸さないんです。
私の住む関西でも蒸しません。
さて,この白焼きは藻塩と岩塩の2種類の塩が添えられています。
汐なしでの十分美味しいのですが,
私は藻塩がいいですね。

ご飯と肝吸いが出て,いよいよ蒲焼きです。
白焼き同様,一尾丸々出てきます。
多くの方はここで山椒をかけるのでしょうが,
私は鰻に山椒をかけません。

一口食べると・・・
あら,タレは想像のはるか向こうのあっさり味。
東京一の蒲焼きです。
甘さマックス,辛さマックスのドーン,これでもか!
みたいなくどいタレかと思っていたんですが拍子抜け。
身は,蒸していませんからふっくら感はなくって,
むしろ炭で丹念に焼いた淡水魚の上質な焼き魚。
そんな感じでしょうか。
かぶと
東京都豊島区池袋2-53-2
03-3983-8608
17:00~22:00
定休日:日曜・祝日・木曜日
グルメサイト東京一でテレビに取り上げられた直後のお店を,
なぜ予約なしで入ることができたのか?
そして,若い職人1人で切り盛りしているのか?
実は月曜は若い職人の修行の場。
本当の大将はお休みなんです。
ということは,このお店にはまた来なくてはいけませんね。
大将がいるときに電話予約できれば,天然鰻にありつけるかもしれないそうです。
Perfumeの代々木ライブのときにも行ってみましょうか。
テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ
- 2014/08/28(木) 23:55:00|
- 鰻
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こんにちは,kazumiです。
朝は築地場内で寿司。
昼はこれまた築地場外で蕎麦です。
午後は歌舞伎座で歌舞伎です。
東京を満喫しています。
江戸文化を堪能しています。
今年の夏休みは,広島県にはじまって,
しまなみ海道を通って愛媛県。
そして東京に4日間と,
どちらもライブや夏フェスが起点になっています。
この日は月曜。
月曜といえば,一般的に美術館や博物館は休館日。
こんな日にこそ行ってみたかったのが,ここです。
今回は,銀座にある歌舞伎座八月納涼歌舞伎公演に行ってきました。
歌舞伎座で歌舞伎ですって?
高いんでしょ?
チケット,取れないんでしょ?
きれいな御着物,着ていくんでしょ?

確かにそうかもしれません。
八月納涼歌舞伎は
第一部 11:00~13:57
第二部 15:00~17:45
第三部 18:15~21:25
朝からすべてを通しで見ると,夜の9時半までかかります。
桟敷席は17000円と高価に見えますが,全部で三部・七幕での値段と考えると,
実はそんなに高くないものです。
しかも,桟敷席なら役者の姿はもう目の前。
細かい表情や息づかいまで感じられます。
三津五郎が,勘九郎が,七之助が,獅童が目の前で躍動する。
どうです。
これで1日,17000円です。
安いものです。
人気があるはずです。
チケットが手に入らないのは,当然です。

それでも,一日ずっと歌舞伎を見るのも大変です。
好きな役者さんをほんの少しだけ見たい。
そんなチケットがあるんです。
それがこの一幕見席。

全7幕のばら売りチケットです。
これだったらちょっと時間のあいた時に,歌舞伎を楽しめます。
価格は上演時間によって1000~2000円。
しかもこのチケットは当日券で見たい幕の1時間前あたりから売り出されます。
ですから,気が向いた時に気まぐれに歌舞伎を見ることができるんです。


今回はたぬき。
2000円で,本物の歌舞伎が見ることができるんです。
ただし席は一番上の4階席。
遠いですね。
しかもかなり斜め上からですから,顔の表情もちょっと見づらいかも。

柝の音が鳴って幕が上がります。
さっそく,『なりこまやっ!(成駒屋)』と大向こうから声がかかります。
上演時間は約2時間。
意外と気軽に,簡単に,しかも安く見ることができたのでした。
テーマ:歌舞伎 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2014/08/27(水) 05:55:00|
- 観劇
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こんにちは,kazumiです。
朝は築地場内で寿司。
昼はこれまた築地場外で蕎麦です。
東京を満喫しています。
江戸文化を堪能しています。
ここは築地と新富町との間。
築地 さらしなの里に行ってきました。

ここの名物は小せいろ三色。
小さなせいろ3枚に,それぞれの個性の蕎麦が運ばれてきます。

一枚目は更科。
蕎麦の殻を取り去って引いた粉から打ったそばは,白くてどこか高級感があります。
蕎麦の大吟醸みたいなものです。
逆に殻を付けて引くと黒っぽくなりますよね。
隣りの天ぷらは鱧です。
三色天ぷらつきです。

二枚目は更科にシソの葉を入れたシソ切り。
蕎麦の香りの邪魔になるかと思いきや,シソの香りはほとんどしません。

三枚目は二八。
蕎麦8に小麦2の割合で打った蕎麦は,更科より太く黒く。
田舎蕎麦みたいな風味。
これはこれで滋味があっていいですね。
築地 さらしなの里
東京都中央区築地3-3-9
03-3541-7343
月~金:11:00~21:45
土 曜日:11:00~15:00
定休日:日・祝
それでは,せっかくの東京です。
せっかく築地=東銀座に泊まってるんですから,
いつも見てるだけ。
いつも通り過ぎるだけの,あそこに入ってみましょう。
テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ
- 2014/08/26(火) 23:55:00|
- 東京都
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