
こんにちは,弾丸うどんライダーkazumiです。
大島家に行ってきました。
先週のカカオうどんに続いて,今週はブドウうどん。
ブドウうどんといっても,ブドウの実ではなくって,
ブドウの皮と種なんだそうです。

香川県さぬき市にある,讃岐ワイナリーで栽培されている,
ワイン用の香大農R1という品種の皮や種が使われているんですって。
速い話が絞りかすですね。
でも,ブドウの皮には多量のポリフェノール。
ブドウの濃い紫色こそがポリフェノール色素なんですから。
果汁より豊富に含まれていることになります。

これをこんな風にミキサーにかけてペースト状にし,
口当たりをよくするために大きな残渣をこし取ってうどんにするんですね。
これを高野山の不滅の燈から分燈した火で調理するわけですから,
物理的に健康にいいばかりか,心までもきれいにしてくれそうな気がします。
どんな火を使ってもうどんの味は変わりません。
でも,鰯の頭も信心からです。
科学的な根拠は何もありませんが,
この火で作ったうどんは,他の店のいかなるものにも代えがたい価値がある。
私はそう思っています。


この日は,野菜コロッケとしそささみカツの定食をいただきました。
おっと,ご飯にはダイシモチムギが入ってます。

うどんはざるうどんです。
どうです,これがブドウうどん。
濃い紫色の麺のところどころに,ブドウの皮なのかタネなのか。
植物片を観察することができます。

大将は,種が入っていることを申し訳なく思っているようでしたが,
私はむしろその方が趣きがあって面白いと思うのですが。

ブドウの果汁が入っていないせいでしょうね。
味も香りも想像していたものとはだいぶ異なりました。
ま,カカオうどんに続いてこちらも色とお気持ちだけということで。
それでも,つけダシにはワインが使われていて,コクや渋みまで感じました。
大島家
香川県高松市松縄町1013-26
087-865-2524
11:00~14:30
17:00~21:00
定休:水曜・木曜の午後の部

さて,大島家の小上がりの壁に3点の絵。
日本画家の故南正文さんの作品。
両腕を失くされて,絵筆を加えた口で創作を続けた方です。
不滅の燈とともに,
このお店に住んでいる神様の一人です。
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テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ
- 2015/02/23(月) 05:55:00|
- 香川県高松市
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