
こんにちは。弾丸うどんライダーkazumiです。
梅雨の晴れ間を縫って,魚菜園に行ってきました。
市内屈指の繁華街片町の一角。スナックやカラオケ店が入っている雑居ビルの1階です。
福井に来たら,私は必ずここに来ます。ここは私にとって,非日常を体験できる貴重なお店です。
目的はウナギです。
ここに来れば北方湖の天然ウナギを食べることができるんです。いまや中国産であろうが養殖であろうが,ウナギであるというだけで貴重品です。間違いのない国産うなぎを食べることができる貴重なお店です。
まずは,付き出しと茜霧島のロック。
さぁ,ここからが怒涛の淡水魚タイムです。
ナマズの刺身
ナマズって美味しんですよ。クセの無い白身の魚でね。淡水魚って独特の匂いとか,泥臭いとか思ってるでしょ。よく考えてみてください。筋肉や血液に,泥とかそんな汚れとかが混じるはずないんですから。泥があるのは体表と内臓ですよ。
この刺身も,ブラインドで食べたら何の刺身か全くわかりません。硬いどころか手強い弾力すらないんです。だまされてるんじゃないかと思うほどです。
こちらはナマズの天ぷら
クセの無い白身ですから,シンプルに塩でいただきます。
唐揚げにしてもらうかで迷ったのですが,やっぱり天ぷらが正解。ナマズの一番おいしい食べ方は天ぷらですね。もちろん揚げたてですので美味しいのは当たり前。サクッとした衣の下からホクホクとした白身。そして立ち上る湯気。たまんないですね。
これはおまけ。
ナマズの蒲焼き
さて,大将が水槽に手を突っ込んで何かモソモソしてます。
手に持ってるのは・・・コイ?・・・フナ?
フナです?
フナって食べたことないでしょ。
令和になって何回食べました?
あんなにたくさん川や池にいるのに,食べたことがある人ほとんどいないでしょ。
もちろん私だってそうですよ。
フナに限らず,アユやウナギ以外の淡水魚なんか食べないですもんね。私も鰻屋に来た時だけですよ。フナやコイを食べたりするのは。じゃあ,フナはどうやって食べるかというと,結局甘露煮とか佃煮とか,何の魚でも同じ味になるような食べ方しかないんですね。ナマズと違ってフナは小さいですから,三枚におろして皮を引くような処理はしないんでしょうね。ですから,ナマズと違って泥臭い匂いは避けられないのかもしれません。
フナの洗い
でも,ちゃんと処理をすればホントにフナって美味しいんです。
この洗いも,まったく臭みがありません。どんだけ洗ったらこんなにクセのないフナになるんでしょう。むしろもう少し臭みがあった方が,フナを食べている実感があろうというものです。物足りなさを感じるくらいです。
鰻重
福井県あわら市北方湖の天然ウナギです。しかもこの大きさ。いわゆる(大)です。
大将が修行したのが関東風のお店でしたので背開きです。
一度蒸されているので,身は極めて軟らか。むしろ柔らかすぎるくらいです。天然物なのでもう少し野趣あふれていてもよかったのですけど。それは贅沢なはなしです。
このお店は天然ウナギが当たり前かもしれませんが,東京で天然ウナギを食べたらいくらするでしょう。
銀座で食べたらひとケタ違うかもしれませんね。
ウナギだけではありません。
ナマズもフナも全部天然物なんですよ。
実はお米も福井産。
すべてが地産地消という奇跡のようなお店でした。
魚菜園
福井県福井市順化1-18-8
0776-23-3830
月~土
17:00~26:00
日・祝
17:00~21:00
締めはスッポン雑炊
黒いのがスッポンの甲羅の部分。いわゆるエンペラですね。
まさかのスッポンも天然物。
これに,茜霧島をもう一杯お代わりして,お値段まさかの10000円ですって。
これも奇跡です。
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テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ
- 2019/07/24(水) 08:00:08|
- 福井県
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