こんにちは,kazumiです。
上野に行ってきました。
東京に来れば,ほぼ必ずと言っていいほどの確率で上野に来るのですが,来たことがなかったのが恩賜上野動物園。子供の時以来ですから何年ぶりでしょうか。
パンダのシャンシャン
ジャイアントパンダを見るのは,これが初めて。一生パンダなんて縁がないものだと思っていました。たまたまパンダのケージが入り口に近かったからみることができたんです。ですから,パンダ以外に見たのはゾウとプレーリードッグと・・・そんなもんか。実は動物園に来たのに動物見に来たんじゃなかったんです。
こちらはリーリー。
シャンシャンもリーリーも寝てるばかりで動かず。
そもそも,リーリーって居たんだ。
知らなかった。
後で聞けば,シャンシャンの父親がリーリーらしい。
不忍池は,川端康成の『帽子事件』の舞台
ラストの『上野の山の天狗だ。不忍池の河童だ』が好き。
また読みたくなったけど,どっかにいっちゃった。
また買ってこ『掌の小説』。
カワウとモモイロペリカン
放し飼いなの!?
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- 2019/11/16(土) 11:28:14|
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こんにちは,kazumiです。
今回の瀬戸芸で,最難関だったのが豊島のトムナフーリです。
沼に立っているガラス製の塔なんですが,これがスーパーカミオカンデと接続されており,超新星爆発で発せられるニュートリノのデータを受信すると発光するという触れ込み。
ところが,過去3回昼間に訪れたことがあるのですが,光ったことは一度もないんです。
ところが今回は夜間鑑賞プログラム。
まだ薄暗い19:00集合。
参加人数は約50名。みんなでおそろいのフラッシュライトを首にかけて山道を歩いてゆくのです。10分も歩かないうちに沼に到着。するとすでにトムナフーリが光っているではありませんか。しかもガイドさんから撮影OKのお言葉。千載一遇のチャンスを逃すまいと急いでカメラを出してみたのですが,これがまあ,光る光る。トムナフーリってこんなに光るんだ。
実は今回はスーパーカミオカンデと連動しているのではなくって,夜間プログラムのために,特別に光るようにプログラムされていたらしいんです。豊島美術館の方がそういってました。
このトムナフーリ,何が難関かというと夜間プログラムしかないこと。昼間はクローズなんです。しかも土曜日限定の50人限定。私は土曜日も勤務なので,仕事が終わってからでは集合時間に間に合わないんです。しかも終了時間は帰りのフェリーに間に合いません。つまり豊島内に宿泊を強要されるのです。
トムナフーリはベネッセのサイトでネット予約。これがあっという間に定員が埋まってしまう大人気のプログラムなんですよ。しかも豊島には廉価な宿泊施設が民泊ぐらいしかありません。この民泊も,民泊をまとめているHPからの予約なんですが,期日の3週間前になった瞬間から民泊の部屋が次々に埋まってしまうのです。
みんな夜に光るトムナフーリを見たいんですね。でもハードルが高すぎます。しかもこのプログラムは雨天中止なんです。私は10月19日のワンチャンスにかけたのです。これがダメなら全作品コンプリートは失敗に終わってしまうところでした。
白く光っていたと思っていたトムナフーリの光は,暗くなるごとに赤味がかって見えます。このピンク色こそがトムナフーリ本来の光の色なのかもしれません。
しかも,光の色は一様なものではなく部分部分が光ったり全体が光ったり,さまざまな表情を見せます。
と思っていたら,最後の最後,山を下りる時間になって青く光り始めました。沼に歓声が上がります。青い光はさらに珍しいと聞いていましたが,これは感激です。めったに見ることができない貴重な体験です。
豊島美術館の方によると,観測された素粒子の種類によってトムナフーリの色が異なるそうなんです。
ピンク…ミューオン
青…大気ニュートリノ
緑…太陽ニュートリノ
今回ピンクと青の2色まで見ることができたのですが,まさか3色目の緑まであったとは。確かに2010年の公開のときに3色に光るという説明があったので,覚えてはいたのですけど。でも,今回の夜間プログラムのときには緑はなかったような・・・

実は作者の森万里子さんのプログラムによって光の色や順序がコントロールされていたんですって。トムナフーリって2010年ですから,ずいぶん前の作品ですよね。でも,今回の夜間プログラムのために作者から新しい命が吹き込まれたかのような印象を受けました。過去の作品じゃなかったんだ。今もある作品だったんだ。そう思うと,沼に立っているトムナフーリがいとおしく思えてしまいます。
緑を見ることができなかったのは,そのプログラムの中でたまたま光らない順番に当たったんでしょうね。
豊島美術館の担当の方から,さらに驚くべき発言が。それはマルチカラー!
超新星爆発によって観測できるニュートリノを観測できたときは,さまざまな種類の素粒子が観測できるのだそうですが,それに合わせてトムナフーリはピンクや青や緑に光るんだそうです。現実にこれを見ることができるのは大変難しいでしょうね。この極めて少ない確率を称して,『宝くじの一等に当たる』確率と呼ばれているくらいです。
でも夜間プログラムなら,見ることができるかもしれませんね。まだ見たことのない緑やマルチカラーのことを思うだけで,2022年の瀬戸芸が楽しみでなりません。
テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2019/11/15(金) 08:00:08|
- アート/美術展/博物展
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こんにちは,kazumiです。
初めて島に泊りました。
フェリーの最終便が出ると,島は一気に静かになります。

豊島美術館の前の道も,誰もいません。絶景を独り占めです。
テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2019/11/15(金) 00:00:00|
- アート/美術展/博物展
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こんにちは,kazumiです。
北海道から台湾まで2000kmを飛ぶというアサギマダラ。
飛行ルートにある伊吹島では,春はスナビキソウ,秋はフジバカマを植え,アサギマダラの休息の地にしているそうなんです。季節はちょうど瀬戸芸のころ。
でも,一度も見たことがなかったんですね。
ところがですよ。
過去2回の瀬戸芸伊吹島で1度も見なかったアサギマダラ,この日は豊作でした。
吻を伸ばして吸蜜している様子がよくわかります。
よくこんな小さな翅で2000kmとは考えられないですね。
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- 2019/11/13(水) 08:00:08|
- 香川の風景
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こんにちは,kazumiです。
瀬戸内国際芸術祭2019が閉幕して一週間。
瀬戸ロスです。
土曜日は久しぶりに自宅で寝ました。
日曜日に島に渡らなかったのは何日ぶりでしょうか。
秋会期はすべての週末を瀬戸芸に費やしました。

毎年,10月や11月は台風が心配されるのですが,台風どころか雨すら降らず。その甲斐あって,11月4日の最終日に,高松市内の3つのアートを巡って無事にすべてのアート作品を見ることができました。これで,2010年に始まった瀬戸内国際芸術祭の4回分のすべての作品を見てきたことになります。
tk18 『Watch Tower』


tk19 『ウエルカム/ファニーブルー』


tk13 『日本建築の自画像:探究者たちのもの語り』

今回の2019年ほど,行き当たりばったりな瀬戸芸は過去になかったでしょうね。
①ガイドブックが間に合っていない。
春会期に発行されたガイドブックに,秋期間の情報がほとんど載っていない。作品情報が間に合わなかったのか何なのか。秋期間に合わせて秋会期用の別冊子が配布された。
②予定されていたはずの作品がない
un01 『UNO STEP』
ガイドブックには構想中と書いてましたが,構想展示すらありませんでした。ないのなら最初から番号なんか振らなければいいのに。しかも01ですよ。一番がないなんて。
na23 『彼方の気配』
水不足が原因で設置できず。これは止む無し。
③予定になかった作品が出ている
un09 『斜めの構成1・2』『水平の構成3』

秋会期のガイドブックにいきなり現れました。夏からあったそうです。
sd39 『Leftover』



これはガイドブックにもありません。突然現れました。
この2点を見逃していることも知らないまま,コンプリートと思っている方がいれば,それは残念な限り。ひょっとしたら私の知らない作品がまだあるのかもしれません。
そして,これらの作品に対して案内が全くないのも残念な話です。直島の広木池の中に『彼方の気配』があると信じて,自転車で池を何週か回っている人を何人も見かけました。炎天下の中あるはずのない作品を探すなんて気の毒な話ですが,このことはHPにも各会場のホワイトボードにも載っていませんでした。作品が存在しないことは運営は把握しています。なのに案内はありません。クレームを入れてようやくホワイトボードに書いてくれました。
書いていることと実際とが違っている。ガイドブック発行後の変更も多いですね。でもどこにも書いていない。こんなのいくつもあるんです。あまりにも鑑賞者に対してケアが薄いといえます。
アートと触れ合う。
自然と触れ合う。
島と触れ合う。
大きなところで瀬戸芸は成功を迎えたのかもしれませんが,肝心の鑑賞者に一番近い部分でたくさんの課題があるように思えました。
テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ
- 2019/11/12(火) 08:00:08|
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