
こんにちは,kazumiです。
芸術の秋です。
少し前の話になりますが。
奈良国立博物館に行ってきました。
この日は,特別展 醍醐寺のすべて -密教のほとけと聖教- の最終日。
入り口には,五色の幟に大きなお餅。

毎年2月23日に醍醐寺で行われる五大力尊仁王会。
男性は150キロ,女性は90キロの餅を持ち上げ,その時間を競います。
その怪力を五大明王に奉納しながらも,法力を授かり国家の安泰や無病息災を願います。

今回の呼び物は何といっても,その五大明王像。
水牛に乗り西方を守護するのは大威徳明王
八本の腕に武器を持ち南方を守る軍荼利明王
三鈷剣と羂索を手に中央に鎮座するのは不動明王
シヴァと烏摩を踏みつけ東方に構えるのは降三世明王
三面六臂の姿で金剛鈴を持ち北方を睨むのは金剛夜叉明王
醍醐寺から出るのは初めてらしいです。
フライヤーに描かれているのは快慶作の
弥勒菩薩坐像

美しいです。
見ていてほれぼれします。
両手に持っているのは五輪塔。
国宝 薬師如来像 及び両脇侍像

薬壺をもつふくよかなお姿に,並び立つのは日光菩薩と月光菩薩。
数々の寺宝が醍醐の山を降りて,南都奈良までやってきてくれました。
さて,五大明王の不動のセンター,不動明王の前に壇が設けられ,
博物館の職員に導かれ柄香炉を持った老僧が現れました。

五大明王の前で行われる,法要が行われる日だったんです。
読経の声と妙鉢の音が展示室内に響いてました。
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2014/09/24(水) 05:55:00|
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