こんにちは,弾丸うどんライダーkazumiです。
というわけでして,ここは福井県三国町。
越前そばめぐりの2軒目は,いきなりの変化球です。
ここは,そば屋さんではありません。
本来は日用雑貨のお店。
ところが,土日に限って大将がそばを打つという,驚愕の営業形態。
家庭用品の店 たけのうちに行ってきました。
香川県内の讃岐うどんでも,
酒屋さんがうどんを出す。
ベビー用品店がうどんを出す。
化粧品店がうどんを出す。
なんてのがありましたが,同様のものが越前そばにもあったんですね。
ですから,見かけは家庭用品の店『たけのうち』
でも,この幟が立っていたら超ラッキー。
美味しいおそばを食べることができます。
さて,お店の中に入るとやっぱりそこは日用雑貨ばかりですが,
一番奥に,白木の色も真新しいカウンターが見えます。
中には大将と奥さんらしき方。
まずは出てきたのが,薬味とそばつゆと揚げたそば。
カリカリっとしていて,ちょっと塩気があって,お茶うけにピッタリ。
なんと一反木綿もカリッと揚がっていました。
そば好きの素人の方が,
そばが好きなあまり,とうとう自宅で麺を打って食べさせるというのは,
福井県の越前そばでは,そんなに珍しいことではないようです。
ただ,お店を出しちゃうのは稀だそうです。
大将の竹内さんは,日用雑貨の店内をリフォームしちゃいました。
奥には厨房があって麺をゆでたりしているようです。
そばはもりそばとおろしそばだけ。
もちろんおろしそばを注文。
麺は皿鉢に盛られていて,そばつゆは蕎麦猪口に入っています。
薬味の大根おろしは別皿に入って出てきました。
山盛りの鰹節には竹製のトングが添えられています。
たけのうちのおろしそばは,三国流の辛みしぼり汁ぶっかけタイプではないようです。
それでも,そば自体は殻まで挽いた黒い田舎そば。
薬味もそばつゆも麺の上にぶっかけて,そのまた上には鰹節。
三国流に倣って頂きます。
新保屋ほどは辛くはないものの,夏の大根おろしのツンとした辛みを感じます。
硬めに茹でられた弾力のあるそばは,噛むたびに滋味があふれ出てくるようです。
このそばは,喉で味わうものではありません。
口の中で噛んで味わうべきでしょう。
食べた後は,のこったそばつゆにそば湯を入れて完食です。
それにしてもきれいな器ですね。
新保屋の皿鉢もきれいでしたし,揚げそばの小皿もいい感じでした。
大将:あ,その皿で明治20何年でしたっけねえ。
とんでもないことをサラッと言ってのけます。
実は,越前そばのもう1つの楽しみが器なんですよ。
福井県の嶺北地域のそぐ隣は九谷焼で有名な石川県加賀市。
お店によって必ずしもそうではないと思いますが,
そばの器に九谷焼が使われているんです。
お会計は・・・えっ,そっち?
日用雑貨の方のレジでお支払いです。
家庭用品の店 たけのうち
手打ちそば処 たけうち
福井県坂井市三国町山王4-1-47
0776-82-8796
11:00~18:00
そばの営業は土日限定
定休日:第3日曜
平日は予約のみ。
2名様より。
でも,2人分以上食べるんでしたら1人でもOKかも。
さて,たけのうちの前の通りをまっすぐ進むと,大きな神社が見えてきます。
三国神社といいます。
地名の山王は,この神社に祭られている山王権現から来ているのでしょう。
毎年5月には北陸3大祭りの1つ,三国祭が行われます。
町内に18基ある武者人形山車(やま)のうち,山番の6基が三国の町を巡航します。
ですから,町にはあちらこちらに出番を待つ山車が保管されている山車蔵があります。
三国祭保存振興会:大石内蔵助
岩崎区:前田慶次
三国祭保存振興会:梶原景季
大門区:大天狗 が入っているはず。
すべてがガラス張りではなさそうですね。
巡航の様子です。
毎年,曜日に関係なく5月20日が巡航の日。
次に5月20日が日曜日になるのは2018年だそうです。
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テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ
- 2015/08/03(月) 05:55:00|
- 福井県
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