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kazumiの  行ってきました

讃岐うどんとライブとアートの記録です。

ウメサオタダオ展 国立民族学博物館

ウメサオタダオ? だれそれ?  みんぱく? なにそれ?

こんにちは,kazumiです。
今日は,うどんはお休みです。
先日,ウメサダタダオ展に行ってきました。

私は大学生のとき,植物の系統分類学教室で学びました。
でも,本当の希望は動物生態学を志していたんです。
ちゃんと,動物生態学の教授が在籍していることを調べ上げた上で入学したんですが,
私が3年生になるときに,定年で退官されました。

6年間大学在籍したんですが,卒業する年の4月に後任の助教授が赴任してきました。
すれ違いですね。

自分では白衣を着て試験管を振るようなタイプではないと思っていたので,
少しでもフィールドで研究することを目的に,植物系統分類学を選択しました。

動物生態学のなかでも鳥類に興味を持っていました。
一時期ではありますが,野鳥の会にも入っていましたし。

とにかく入ってみましょう

私の話はどうでもいいんで,本題に戻しますね。

ウメサオタダオは梅棹忠夫と書きます。
日本における民族学の先駆者の一人です。
大阪の万博公園内にある国立民族学博物館の初代館長です。

ここからは,kazumiの勝手な解釈です。
民族学とはヒトという動物における動物生態学ではないかと思うのです。
ヒトの暮らしはその地域によって多種多様です。
その全貌を明らかにするのが民族学だと思うのです。

調査,記録,収集,継続  

そう考えると,その手法はこうなるはずです。
現地に入って,調査,記録,収集の繰り返し。
そして分析,考察となるはずです。

人々の暮らしを調査するわけですから,
24時間,365日の暮らしを調査し記録することが必要です。
そして,生活にかかわるあらゆるブツを収集する必要があります。

これが,こざね式  文化勲章です 本物,初めて見ました 

交通手段が確立された今と違って,梅棹が生きていた当時は
まだまだ未開の地があり,探検や冒険という言葉が現役に生きていた頃です。
民族学者は,探検家であり冒険家であり,そして登山家でもあったわけですね。

P1210919.jpg  P1210920.jpg  

そして,生活に関係するあらゆるものを収集して持ち帰ります。
持って帰れないものは写真に撮るなり,スケッチするなりして持ち帰るのでしょう。

美術的に価値のあるものは,金銭的な価値も生じるので後世に残されます。
でも,生活周辺にある家具,道具,農具または玩具などの民具は消費されて捨てられてしまいます。

形に残らない習慣や風習は忘れ去られてしまうと,どうしようもありません。
教育の発達していない地域では文字としても残っていませんので,
口伝を筆記することでしか残すことはできないでしょう。
このヒアリングも,覚えている最後の一人が死んでしまえば,後世に伝わることもなく闇の中です。

東北地方の言い伝えや昔話を口伝収集したのが,梅棹と並ぶもう一人の巨人。
遠野物語の柳田國男です。

P1210921.jpg  P1210922.jpg  

残すべき価値のあるものは残るんでしょう。
しかし,残すべき価値のないもののほとんどは,残されずに消えていきます。
ふと振り返ると,何の記録も残っておらず,忘却や死去とともに記憶も消えていきます。
記念切手は未使用で残されますが,普通切手が消費されて未使用のものに高い価値がつくのに似てます。

P1210926.jpg  P1210928.jpg

讃岐うどんも同じかな,と考えています。
名店はたくさんの方のブログに残ります。記憶にも残るでしょう。
でも,市井のなかにある讃岐うどんの源流はそんなに残っていないかもしれません。

難しいのは,ブログやネット文化以前の事実です。
讃岐うどんがブームになる前は,たぶんですが記録はほとんど残ってないと思います。
でも,地元の人々の記憶には残っている。
でも,古い記録は年々お年寄りの頭の中から消えたり,お年寄りごとなくなったりする。

巨人のひとりです  

今では情報加工学の第一人者になった田尾さんも,ここのことを危惧してるんでしょうね。
最新のインタレストでは,うどん店そのものではなく,
人々の暮らしの習慣の中の讃岐うどんの位置づけについて大量の資料を収集していました。
讃岐うどんの民族学的アプローチは,他府県在住の私にとっても大変興味のあることです。

万博公園の中にあります

国立民族学博物館は私の大好きなところです。
私のように,振り返ってばかりの後ろ向きの人間にとっては心地のよいところです。
だから,いろいろな物を捨てることがでけへんのや。

よし,連休は掃除や掃除しよ。




『みんぞくがく』を変換すると,民俗学と民族学の2つあるんですね。
梅棹の場合はすべて“族”です。本文全部“俗”になってたん,直しときました。
いやあ アセアセ。
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テーマ:展示会、イベントの情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2011/03/19(土) 23:33:24|
  2. アート/美術展/博物展
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