こんにちは,フェルメールファンのkazumiです。
フェルメールの人気はすごいですね。
フェルメールの真作といわれているものは世界でわずか36点。
そのうち1点は盗難に遭って出てきていません。
とうことは,世界中を回っても最大で35点しか見るとこができないんです。
この希少性こそがフェルメール人気の原動力の1つでしょう。
これを見逃すと,次はいつ見ることができるかと考えると,行かないわけにはいきませんよね。
私もこれまで,何点かのフェルメール作品を見ましたが,
2回以上重複してみたのは3点だけです。
2000年 『フェルメールとその時代展』大阪市立美術館
『聖プラクセデス』
『地理学者』
『青いターバンの少女』
『リュートを調弦する女』
『天秤を持つ女』
2008年 『フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~』東京都美術館
『ワイングラスを持つ娘』
『リュートを調弦する女』
『ディアナとニンフたち 』
『マリアとマルタの家のキリスト』
『ヴァージナルの前に座る若い女 』
『小径』
『手紙を書く婦人と召使い』
2009年 『ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画』京都市美術館
『レースを編む女』
2011年 『フェルメール《地理学者》とフランドル絵画展』Bunkamuraザ・ミュージアム
『地理学者』
36点のうち今回で14点を見たことになります。44%です。
一生のうちで全部見るなんてできるんでしょうか。
これらの中には本当の意味で『門外不出』の作品があるので,現地まで行かないと見れないものもあります。
なかなか大変ですね。
今回は3点のフェルメール作品が来たというので,『フェルメールからのラブレター展』に行ってきました。
場所は京都は岡崎公園内の京都市美術館
真っ赤で巨大な大鳥居の右側にある古い建物です。
ちなみに,鳥居をはさんで左側は『青木繁展』の京都国立現代美術館でした。
今回来たのはこの3点です。
『手紙を書く女』
『手紙を読む青衣の女』
『手紙を書く婦人と召使い』
今回のキーワードはそうです,手紙。
手紙なんです。
今と違って,メールも電話もない時代です。
こんな時代の手紙とは自分と相手をつなぐ唯一の存在。
『手紙を読む青衣の女』を見てください。
手紙を読んでいる女性の後ろの壁に架かっているのは世界地図。
これは,手紙の差出人が遠いところ。世界地図レベルの海を隔てた遠いところにいることを暗示してます。
時は大航海時代。
手紙が届くのに1年間。返事が返ってくるのは速くても2年後。
待ちに待ったことでしょうね。
この『手紙を読む青衣の女』は近年大掛かりな修復を経て,その色彩が美しく蘇りました。
フェルメールの特徴であるウルトラマリンを使った青なんかも一層鮮やかになったそうです。
『手紙を読む青衣の女』は初来日にして,修復後世界初公開です。
会期は10月16日まで。
わずか1500円で3点のフェルメールに出会えます。
みなさんもぜひ。
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2011/07/09(土) 16:00:00|
- アート/美術展/博物展
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