こんにちは。kazumiです。
今年も行ってきました。
四国最大のロックフェスMONSTER baSH 2011です。
あっこれ長いです。しかもうどんは出てきません。
ゴメンナサイ。
私の中では,もう毎年の恒例行事になっています。
土曜の夜に大阪をバイクで出発。
津田の松原SAから津田祭りの花火を見た後高松入り。これも恒例になりました。
そして,いよいよ日曜日。
空は青空一つ見えない曇天。灰色一色です。
バイクにまたがって,多くのファンを乗せたシャトルバスを追い抜きながら32号線を国営まんのう公園へ。
会場到着時にはもう雨。しかもしっかりとした雨。
雨具の下だけ脱いで,列の最後尾に並びます。

このような野外イベントでは,カサの使用は禁止,または厳しく制限されます。
モンバスではパラソルゾーン以外は使用禁止です。
これを知らずに来た人はバッグの中にカサがあるのに使うことはできません。 ずぶ濡れです。
そんな人,何人も何人も見ました。10人に1人はカサなしでした。
列の最後尾に並ぶと,まもなく入場が始まります。
今回は目的のアーチストが前半に集中していたので,物販には目もくれずスタンディングゾーンへ。
2日目,21日のタイムテーブルはこれ。
すごいラインナップですね。
多くの人は8時台から並んでいて終了が21時ぐらいになります。
ですから,このアーチストを全部見ることは出来ないこともないですが,食事や物販・トイレなどの事を考えると,その日一日の中での取捨選択を考えなければなりません。
これはツライ作業になります。割愛という言葉がピッタリです。
今回はオープニングからねごとまでスタンディングゾーンで攻め攻めで,その後一旦離脱。
スカパラ~佐野まで再びスタンディングゾーンに戻って,最後は一番高い丘の上まで下がって花火を楽しむ予定です。
モンバスはメインステージの空海と,サブステージの龍神が200mほど距離を置いて,並んでいます。
空海の両側にはビジョンがあって,ステージ龍神の映像を見ることができますが,龍神にはそれがありません。
もちろん空海の中央前方に位置してスタートを待ちます。
このような自然の中で行われるフェスはサマーソニックやラッシュボールなんかの都市型フェスとは違ったよさがあります。好きなミュージシャンのときはステージに近づきピットの中で楽しむのもいいですし,後方でゆっくりくつろぎながら過ごすのもアリです。
モンバスではステージの前の芝生広場がスタンディングゾーン。
その後ろの丘がシートゾーンとパラソルゾーンに分かれています。
さらに後ろに一番高い丘があって,上の写真はそこから撮ったものです。
いいでしょ。この景色。最高です。雨じゃなきゃね。
雨の中始まったのはオープニングアクトの2組。龍神ではオオカミのマスクをかぶった
MAN WITH A MISSION,空海では
[Champagne]が先陣を切ります。
[Champagne]は今年3月のSANUKI ROCK COLOSSEUMにも参加。見事Road to MONSTER baSHを実現したことになります。
主催者DUKEのサタケさんから諸注意と開会宣言のあとカウントダウン。
トップは4年連続の参加にしてようやくメインステージ空海でのアクトを勝ち取った四国のロック秘宝,
四星球(スーシンチュー)です。
全国的には無名ですが,四国では知らぬものなしのスーパーコミックバンドです。
地方のコミックバンドがメインステージのトップを飾るんですよ。
この事実だけでも彼らのもつポテンシャルの大きさ,期待の大きさが分かるというものです。
サウンドチェックのときからUFOは出るわ,ボーカルの北島はブリーフ一丁になるわで,始まる前から会場内を爆笑に引きずり込んでいたんですが,本編が始まると満濃池の伝説の龍が出てきたり,カウントダウンをやり直させたり。
極め付きは,『僕らみたいななコミックバンドがこんな大きいステージに合わないです。あと何分かありますけどこれでやめます。』といって勝手にステージを去るかと思いきや,すかさずSEでアンコールのコールを流してステージに戻ってっきたり,やりたい放題です。
最後は時間オーバーでスタッフによる電源オフ&強制退場で終了。これ3年連続のネタです。
こんなことができるのも,スタッフの協力なしにはありえませんよね。
地元を愛した,地元に愛されたバンドだと感じましたね。
龍神ではヒダカトオルが加入した新生
MONOBRIGHTがトップバッター。
四星球とは対照的にストレートにビートを叩き込んでいきます。
いよいよ空海では
Perfumeの登場です。
さっきまで龍神にいたオーディエンスが一気に流れ込み,空海前はかなりキツイ状態。
あれっ,雨あがったかな?
「FAKE IT」のイントロに導かれるように3人の登場で,芝生広場はヒートアップ。「FAKE IT」はこれまでライブやイベントのときに出囃子のSEに使われていた曲ですが,今年の夏フェスではフルバージョンで,しかもセットリストの1曲目に昇格した曲です。
2曲目はCMでも使われていた「レーザービーム」。
アルバム曲の「FAKE IT」と違ってみんな知ってる曲なのでノリが違いますね。
MCではかしゆかが絡まった髪の毛をとくのに時間がかかって『髪の毛待ち』
『今日は時間いっぱい曲を詰めてきました。』
3曲目もキリン缶チュウハイのCMに使われた「微かなカオリ」。その後はP.T,A.のコーナー 。
P.T,A.はPerfumeのファンクラブ(Perfumeとあなたの略)の名前でもあり,
ファンと一緒に声を出したりからだを動かしたりするコーナー(パッと楽しく遊ぼうの略)の名前でもあります。
ライブではPerfumeとファンとの一体感が楽しめるお楽しみのコーナーなんですね。
男子・女子・そうでないヒト,say ho!,歯みがきの歌,渚のハイカラ人魚,サバイバルダンス,ウルトラソウルの順に客を煽っていきます。
歯みがきの歌は四国の人には定着してないようですね。見えた範囲内ではちゃんとやれていたのはkazumiひとりでした。ちょっと鼻が高いです。渚のハイカラ人魚はkazumiも初めてです。ズッキンドッキンのコール&レスポンスがいいですね。定着してほしいですね。
「ねぇ」,「チョコレートディスコ」のときぐらいから雨が降ってきました
最後はかなり強い雨の中,「ポリリズム」とともに楽しい時間もココまでです。
Perfumeのセットリストはこれ。
M1 FAKE IT
M2 レーザービーム
MC
M3 微かなカオリ
P.T.A.のコーナー
M4 ねぇ
M5 チョコレイト・ディスコ
M6 ポリリズム
フェスではPerfumeが終わると一気にお客さんがトイレ,食事,物販と移動してしまうことが多いです。次のアーティストにとってはたいへん辛いことです。
でも次の龍神の
ねごとはよかったですよ。
ねごとは2010年の8月,ZeppTokyoでのGIRL POP FACTORYで見てから大注目していた千葉出身女子4人のギャルバンです。
職場でよく『ねごとはイイよ』といってたんですが,この予言が大当たり。
LISMO!のCMで「カロン」がヒット。今シーズンは各地のフェスに引っ張りだこ状態でした。
いかにも優等生的な蒼山のキリッとしたMCとどこまでマイペースなのか計り知れない澤村のMCの対比が面白いです。いやいや,演奏力も高いですしアレンジが,特にドラムのアレンジが新人らしからぬ裏打ちを多用したいわゆるグルーヴの効いたものになってます。これも変人澤村のせいでしょうか。
ねごとまで見て一旦戦線離脱です。物販に向かったんですが,やっぱり遅かったですね。
ほしかったデザインのTシャツやバスタオルは全部売切れでした。
そしてMbうどん食べて,休憩して戻ったころには
佐野元春さんのステージでした。
あとは
マキシマム ザ ホルモンで人生初のヘドバンでからだをいじめてアドレナリンが出まくったまま予定より早く後方に下がります。
丘の上から見た
KREVAのステージを見ました。
ビッグマウスにいやみを感じさせないのはKREVAならではですね。
そういえば,ほとんどのミュージシャンが震災のことを口にしなくなってました。
もう音楽の役割は終わってしまったんでしょうか?
でもKREVAは『太く短くじゃダメなんだ。太く長くじゃねーと。』
当たり前のことをストレートに言ってのけたKREVA.かっこよかったです。
大トリは
ACIDMAN 。
もうベテランの貫禄ですね。
夜の闇のせいもあるかもしれませんが,浮き足立った空気が一変します。
アンコールの後,花火があがったころには雨もすっかりあがって,少しですが星も見えていました。
こんなに雨の降ったフェスはkazumiは初めてでした。
そして寒かった。凍えるように寒かったですね。
10人に1人の割合でいた雨具の準備をしてこなかった人みなさん,来年は必ず着ることができる雨具を持ってくるようにね。今回は雨具が防寒着の役割もしてくれたのでなんとか一日もつことができました。
長々と書いてしまいました。
これで私の夏休みも一旦終了です。
ドロドロのくつ。ビッショビショのくつした。Tシャツ。雨具。
みんな,み~んな今日一日を共にした戦友たちです。
そう考えると愛おしくてなりません。
また来ます。
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テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽
- 2011/08/26(金) 16:00:00|
- ライブ
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