
こんにちは,kazumiです。
1回福岡に行っただけで,1週間も引っ張るkazumiです。
今回もお寿司です。寿司屋さんです。
おそらく,博多界隈で格も式もトップクラスのお寿司屋さんに行ってきました。
しかも,予約もせずの飛び込みです。
こんなことが出来るのは,ランチで開店直後がチャンスです。
11時開店で11時ピッタリに入店です。

博多随一の老舗です。
なぜ,こんな高級店を選んだかというと,この建物なんです。
この建物。ざっと築50年。
設計は,奈良国立博物館の新館の設計でも有名な吉村順三です。
先日,吉村順三の関係者の方が来られて,50年間この建物が変わっていないことに,
驚かれていたそうです。

さて,この日のランチは特上寿司セット5250円です。
さすがに,このような格式のある老舗でカメラを出すのは野暮の極みです。
タイ,中トロと進んだところで,恐る恐る聞いてみました。
『お寿司,写真にとっていいですか?』
すると『いいですよ。どうぞ。』
この日は,私1人だったので撮らせていただきました。
レモンの輪切りの上に乗っているのは,河庄名物『梅わさび』
お酒を飲む人にはいいんでしょうけど,これがまた辛い辛い。
梅肉にワサビやシソ,鰹節が練りこまれています。

では,3貫目からです。
美しく包丁の目が入ったイカです。
イカは,包丁の目によって味が変わるんですよ。





アジ,フグ,椀物,クルマエビ,子持ちコンブ,ウニ,鉄火巻,アナゴ

そして,これまた河庄名物の玉子焼きです。
見た目も感触も,まるでカステラです。

これに追加して,コハダです。
これまた美しい仕事が施されています。


タイラ貝,しめ鯖,そしてデザートです。
どのお寿司も,丁寧に丁寧に作られています。
橙が絞ってあったり,わずかにショウガが添えられてあったり。
ショウガってタネの上に載せると,醤油をつけるときに小皿の中にショウガがが入ってしまって,
小皿の中の醤油がそれ以降すべてショウガ味になる,ってことないですか?
ここ河庄では,ショウガはほんの少しだけ乗せて,残りはタネの上に少ししぼり汁を垂らすだけです。
こういった心遣いが仕事にあらわれていて,うれしいですね。
福岡市中央区 西中州5-13
092-761-0269
11:30~23:00
定休は日曜日です
この間,客は私1人。
なぜなら,11:30開店なのに,11:00に来たからです。
つけ場で一番のベテランの方を独占できるという幸運にありつくことができました。
帰るときには,預けておいたジャケットやバッグはちゃんと乾いてました。
こんなことが,私の様なフリの客に対しても普通に行われるところが,素晴らしいんです。
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テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ
- 2012/02/19(日) 23:50:04|
- 寿司
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| コメント:2
ほんと!美味しそうですね。kzさんの解説&行動力相変わらず恐れいります!奥が深い!またまた勉強になりましたm(_ _)m
- 2012/02/20(月) 12:26:23 |
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- タカ #-
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kzさんの文章は、何度みても飽きないです。言葉、素直さ、正直、知識・飽きないなぁ~。更新大変でしょうが、大ファンの一人としてまた待っます。perfumeの気持ちが少しわかりましたよ。
- 2012/02/20(月) 23:34:04 |
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- タカ #-
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