
こんにちは,kazumiです。
先日は長野県の上田市に行ってきました。
上田市といえば,上田城でしょうか?
それとも真田十勇士でしょうか?
それともサマー・ウォーズでしょうか?
いえいえ,確かにそれぞれの上田名物も見てきましたが,
今回の一番の目的はこれ。
ヒトノユメ in 長野に行ってきました。
大阪-上田間は約500km。
片道4時間半です。
そうです。
バイクで行ったんです。
さてさて,ヒトノユメってご存知ですか?
元チャットモンチーの高橋久美子さんと,画家の白井ゆみ枝さんの2人のアートチーム。

そしてもう1つの意味は,2人の言葉と絵で構成されるアート空間です。
東京・徳島・愛媛と開催され,いよいよ今回は白井ゆみ枝の故郷,
長野県上田市での開催となりました。
会場は笠原工業常田館製糸場跡。
明治・大正期に隆盛を極め『蚕都(さんと)』とうたわれた上田に残された
貴重な当時の建物群です。
経済産業省から近代化産業遺産の指定に続いて,国の重要文化財に指定されています。

さあ,午前10時の開門まであとわずか。
正門前にはこの日,この時間を待ちに待った私1人がポツンと開場を待っています。


受付で入場料の500円を支払うともらえるのがこの会場マップ。
裏は上田市の案内図になっている優れもの。
デザインは地元長野大学のみなさんが手掛けられたんだそうです。

このマップがあれば会期中いつでも入場ができます。
つまり500円を1回払うと入りたい放題というわけです。
作品を見てきましょう。
まず第1会場『Main Room』は5階建ての大きな建物は木造5階建ての繭蔵。
国指定の重要文化財ですよ。


第2会場は『Twin house』
高橋と白井の凸凹コンビが並んだような身長差の山小屋。

小さい方が『久美子の部屋』

大きい方が『長野 御柱の部屋』

第3会場は風呂場・食堂・炊事場跡。
当時の従業員の居住空間だった場所です。
『まゆの部屋』

ここは元男性用浴場。
和紙でできた繭を頭にかぶると,高橋久美子の詩の朗読が聞こえてきます。
『私の椅子のへや』

ここは従業員用食堂。
記録と記念と記憶を弔う食卓
炊事場には大きなテント。
『SKY Ena House』

人工芝に寝転ぶと東京-徳島-愛媛-上田と
白井が描き続けてきた連作油絵が360°楽しむことができます。


第4会場は五階鉄筋まゆ蔵倉庫。
ここも重要文化財指定の建物です。
ここでは過去の『ヒトノユメ』の回顧展とグッズショップ『カケラヤ』です。


現在は発泡スチロールの製造を行っている常田工業ですが,
その発泡スチロールブロックを作っていくつものブースに分かれています。




『ヒトノユメ』初期のころのインタビューに答える高橋さんと白井さん。
初々しさがにじみ出ていますね。


さて,この楽しい言葉と絵を融合させたインスタレーションは11月4日まで。
火曜日が休館日なので注意してください。
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2013/10/04(金) 05:55:00|
- アート/美術展/博物展
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